2011年3月31日(木)
スペインからのConstantino神父の感想
読んでいただきましたか?
「あたかも子供が、何も複雑なことは考えずに描いたようなものである。
その結果、表現上でも色の組み合わせにおいても
全体としてきわめて好ましいものを生み出している」
「どの絵でもシンプルさが際立っている」
「彼は現代社会のテーマである、消費、セックス、暴力、戦争、技術、
ロボット、また人々の孤独‥といったものを扱おうとしている」
「全体として、画家が外に向って表現したいという
画家の内面を見ることが出来る価値ある展覧会になっている」
「孤独な人間をテーマにしているのは、
彼が生きている社会からの疎外を意味している」
すべて、本当によく見抜いている!と思いませんか?
「ドミノで遊んでいる何人かの人間を描いている絵だけに、
他の人間との接触が感じられる」とあるのは
おそらくこの絵のこと
この作品、彼は気に入っておらず
個展にも並べません
「他にも何人かの人間を描いたものがあるが、
直接的コミュニケーションは感じられない」
確かに‥そうだったかも
ですが、たとえば
最近の作品には(2月22日「人たち」)
前日のこのモチーフが気に入って
楽しげに
手を差し伸べ合っている「人たち」も描いて
彼は人間との接触を希望し期待している!
それが今後の創作にどう影響していくか
2011年03月
La eleccion del tema con personas solitarias indica el alejamiento de la sociedad en que vive. Solo el cuadro donde estas unas personas jugando al domino se observa la compania de otros, aunque en algunos cuadros se introducen otras personas no se observa comunicacion directa.
全体として、画家が外に向かって表現したいという画家の内面を見ることが出来る価値ある展覧会になっている。また、社会での出来事に対処する方法はそれぞれ違うということを忘れないようにすることが必要である。共有のテーマ、ストーリーの継続性、普遍的な基盤があり、それらは全ての絵でみられる。彼は技術的なこと、現代社会の好みもよく分かっているようである。
- カテゴリ:
- お知らせ
2011年3月30日(水)
「描くことは楽しい!に尽きる」
とは言っても
「起きて飯食って絵描いてウンチして寝るだけ‥
あ~ぁ、いい加減いやになるよなあ」
と言うことも
本当にいやになるほどワンパターンだから
変化に弱いのだから
判で押したような生活はむしろ望まれるのですが
その中で
絵の発想はワンパターンではなくて
昨日の絵はこれ
80×110cm20110329
力士というより「髷」が描きたくて
で、今日の絵は
何故か
19.5×29cm20110330
何十年もここにあるヤカンを
目に見えている物を描くことは
極めて珍しいことです
たかがヤカン されどヤカン
なかなかいい味出してる
P20号カンバスに
明日の絵を描き始めてます
明日にすればよいのに
考えて描くとほとんど気に入らない
たいていはツブシてやり直す!のだから
理屈や理性で描くのではないから
感情はワンパターンではないから
- カテゴリ:
- 今日の作品
2011年3月29日(火)
近江八幡に出掛けて下さった応援団から写真が届きました
一部ですが記録します
格子戸や白壁の土蔵など
古い町並みの残る永原町通りの一角に
ひっそりとNO-MAが‥
昭和初期の町屋をアートミュージアムに改装
NO-MAの由来は野間清六邸の「野間」からで
通りをはさんで野間清六邸が(写真はありませんが)
玄関外観です
スリッパに履き替える!わけです
受付カウンターに
「第4回西村一成展~僕の破片~」のチラシも見えます
こういうガラス窓も懐かしい!と思う世代は何歳ぐらい?
蔵へは履物を履き替え
一旦庭に出て
土蔵の入り口
白壁は保護されているようです
この案内板おもしろい!あたたかい‥
無題 P100号 無題 S80号
ライトでやや光っていますが‥
無題 P100号
無題 P15号・F20号
この作品は
こうして使って下さっているはずですが‥
大地震の影響は定期刊行物にもあるのかもしれません
今日のところまだ届いていません
「混沌の中から」P30号
NO-MAは年間1万人以上の来場者があるそうです
この時期の企画展は3000人は下らないだろう
と聞いたのは大災害など思いもかけなかった頃です
が、主催者からのメールでは
来場者は「大変順調に増えております」とのことです
「こんな時だからこそ
彼の作品に出会えることは楽しみ、個展も楽しみ」
というハガキもいただきました
「CAMEL」F8号 無題 F6号
特に光を受けてホンモノの色ではありませんが‥
「白い魚」M30号
この舌出す白い魚は
なんとも美しい作品です!
これは蔵ではなく母屋の2階
自由に描いて下さいコーナー?
ここは資料室のよう
丸い懐かしいちゃぶ台の一番手前に
『西村一成の仕事』が見えています!
これは瀬間高角先生お手製の一成画集みたいなもので
限定?部のうちの1冊をN0-MAに寄贈して下さったのでしょう
作品写真だけでなく送ったハガキやメモまで
すべてコピーし、製本してあります!
さて
どこにも出掛けられない彼と
行って見てきたような‥
絵に限らずその場に立ってみなくては
見たことにはならないのでしょうが‥
この度の応援団の皆さま
お出掛け下さって、また
たくさんの写真もありがとうございました!
- カテゴリ:
- 企画展・イベント
2011年3月28日(月)
たくさん記録したいことが溜まってしまいました
まず昨日の作品
何ともすごい人です!
頭頂部の円形脱毛が着想の元?
いえ
このエゲツナイ色使いで何を表現したかった?
その後
こんな自画像も
ジギャクノジガゾウとあります
そして今日は
10数枚も描きに描きました!
昨日、またたくさん戴いたセマ・ボード
手作りカンバス
瀬間先生ありがとうございました!
が今日全部使い切ってしまって‥
地塗りの色を活かした人
これも地塗りの色を活かして人
縁取りのあるカンバスに刺激された?
こういうものも
世界堂から頂いたアクリル絵の具試供品を使ってみました
これは軽やかな気分で?
まだまだ描きました
スケッチブックにも
太った兄(とは自分という人のこと?)
泣く母
これだけ人・人・人‥を描く人ですが
「‥孤独な人間をテーマとしているのは、
彼が生きている社会からの疎外を意味している。‥」
そう見抜いている人からの感想については
またの機会に触れます