西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

2014年01月

俯いて ゴッホの自画像に なりにけり

2014年1月30日(木)




トロトロ燃えるロウソクの炎のような ふっと消えてしまいそうな、、、
生きるって力がそんな感じだね」

と言うにはずいぶん描き込んでいた今日の絵




その前に珍しい光景を!



_1070016パレット

パレットも使うことがあるんだ!
なんと!弟の小学時代の骨董的パレット

チタニウムホワイト、カドミウムイエローミディアム
ターコイズディープ、マースブラック

昨日と同じくこの4色で
この筆1本で

ベニヤ板、麻布、アクリル



ベニヤ板、麻布、アクリル


 西村一成の一句

 「俯いて ゴッホの自画像に なりにけり
ですからこの絵は彼の自画像なのでしょう
(ゴッホの自画像を憶えていないと言うけれど)



珍しく下書きをしました


_1070015下書き

 


色の仕事といえるこのような絵の良さは
写真では伝えられないのですが、、、


今日の自画像
「イマイチ気にいらないが、どこをどうすれば良いか?」
という状況でUPしています


描き直す?描き加える?かな



 
 

ただ消えて行くだけ、、、?

2014年1月29日(水)




早春 ベニヤ板、麻布、アクリル 

ベニヤ板、麻布、アクリル

光ってしまい写真では明るい絵のように見えますが
暗ーい画面です


「早春」と単に思い付きで書きましたが
「どこが春なんだろ、、、人生に絶望した男が最期に首を吊る木、、、だな
最近暗い絵ばかり」 

深夜に起床
「夢の中であまりにも自由だったから、起きて、
何なんだ、僕の人生って!」と
鬱々としてしまう 

木々の間にきらめく星を見つけ
辛うじて「希望はある!」わけですが


白、黒、黄、青の4色だけで描いたとは思えない
(最後にサインと蕾か何かの赤を加えましたが)







「多分、、、


F0スケッチブック13 困った自画像 筆ペン、ミリペン



多分人間の一生なんてかげろうみたいにはかなくて
ただ消えて行くだけ、、、
100年も200年も経って歴史に残っているなんて
並大抵のことじゃなくて、、、」

 
描いた人は そう言いますが

この「早春」も
ただ消えて行くだけ、、、?




 

「寿命とは違う自分の死」と向き合いながら

2014年1月28日(火)






F0スケッチブック7 筆ペン



筆ペン

F0=14×18cmスケッチブックにたくさん描きました
うつ伏せに寝たままで




F0スケッチブック10 天才とそしられ  筆ペン、ミリペン

「天才だとそしられ」

筆ペン、ミリペン







Fスケッチブック8 レイコクナバラノヨウニ 筆ペン、ミリペン


「レイコクナバラノヨウニ」

筆ペン、ミリペン





どれも自画像でしょう
見る方も気持ちの塞がる表情
どうしたの?

「あの年齢になるまで、
寿命とは違う自分の死と向き会わなくてはならないかと思うと、、、
何だか気が重いな」


 
「あの年齢」と言うのは草間彌生さんの年齢(85歳?)
草間さんのように85歳まで描き続けたら、、、あと50年!
「寿命とは違う自分の死」と向き合いながら

彼もしょっちゅう死にたくなるので、、、
「寿命とは違う自分の死」と向き合うわけです



と言いつつ
F100号も一応完成
写真では良さが伝わらない種類の絵ですが
UPしておきます

カンバス、麻布、アクリル、カラージェッソ 

カンバス、麻布、アクリル、カラージェッソ


「富士見」「コーポオリオン」のシリーズ

コーポオリオン アクリル、カラージェッソ、筆ペン 




今日の100号は一層孤独感強く
もうこの世の終わりか?!というような
かすかに希望はあり?


下部に一匹の錦鯉を描きました

_1060945錦鯉

 



右下のこれは何?

_1060946







上にUPした自画像よりも
彼はこれが一番気に入っている


 F0スケッチブック11 筆ペン、ミリペン、マジック


ミリペン、筆ペン、マジック






 

オリオン座

2014年1月24日(金)



余程この描き方が楽しいのか
まだ続けています


コーポオリオン アクリル、カラージェッソ、筆ペン 

ベニヤ板、麻布、アクリル、カラージェッソ、筆ペン

「コーポオリオン」です


夜更けに起床してまず縁側で一服 
山の深夜の空は暗い上に
冬の星座は冴え冴えと輝いてますから
視力の非常に弱い彼も
オリオン座が見られたようです

でも周囲4つだけで中央の3つは見えなかった、、、とか



 
おそらく昨日のひとつ星は


富士見 ベニヤ板、麻布、アクリル、カラージェッソ、筆ペン 

オリオン座近くでひときわ明るくきらめく
木星かシリウスだったのでしょう

近頃はそれらが南の空に見える頃に
「おはよう」なのです



これらの描き方は
下地塗りなしの麻布に
垂れるほど薄めたアクリル絵の具でおおよその形に建物を描き
ブレンデッドファイバー(メディウム)を加えた絵の具で
乾く前に上から何度も描き込んでいくのです




_1060913絵の具


絵の具は混ざるし
ナイロン筆はひどく傷んでいます
(ブレンデッドファイバーやサンドマチエールを
ゴシゴシ塗り付けるのだから)



何度も描いても全く同じにはならず飽きないのかも


それでかどうか?ですが
次はF100号に同様に取り掛かっています





美術新人賞「デビュー」2014の記事
『月刊美術』3月号掲載のポートレートですが

やはり特例は認めていただけず

仕方なく
またこの写真を使います



顔写真500







これもいずれ何かの折に使いたいものです



西村一成/ ポートレート用画像 




 
 

「富士見」

2014年1月23日(木)




富士見 ベニヤ板、麻布、アクリル、カラージェッソ、筆ペン 

ベニヤ板、麻布、アクリル、カラージェッソ、筆ペン


「富士見」と看板にありますがよく見えませんね
空はターコイズディープにホワイトを混ぜて
とても美しいブルーになっているのですが
写真では白っぽくなってしまった
これでは明るく輝く星ひとつ、、、が映えません
残念!


「何かを創り出そうと考え始めると頭が爆発しそうになる!
だから、何も考えずに描く」

などと言いますがやはり考える
「おまえさんには描けないな」
と大先輩に言われた川面に映る風景も
考えて描いた




人っ子ひとり居ない廃屋のようなアパート

先日の「駐車禁止?」と同様
単に風景画ではないのでしょう




半年ほど前のこの絵を思い出して描きました
コーポ ベニヤ板、麻布、アクリル
 

 これもひっそりと寂しい
今日のは更に孤立・孤独感が強く感じられませんか





ところで昨日のこれですが


西村一成/ ポートレート用画像 


『月刊美術』3月号に
美術新人賞「デビュー」の入選作品と作者が掲載されるのですが
「ポートレートは自筆画ではなく写真を、、、」とのこと

う~ん、、、何とかしていただけないものか
実際の顔を出すか出さないか
作家に選択の自由を!!

そうお願いして返信を待っているところです

アーティスト・トークを掲示に代えていただいた
トーキョーワンダーウォール都庁展示のように
例外を認めていただけますように

 「絵がそこにあるのだから」
画家は顔を出す必要ない、、、のでは?

どうなるかな? 



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