西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

2016年07月

即興演奏のような実験音楽のような 創作

2016年7月9日(土)


まだ少し絵具の在庫ありました~!

描き始めて間もない頃に応募していたコンペの副賞品が



_1430308


ターナーのアクリルガッシュセットです




先日の「投げつけられ、引っ掻かれ、塗り付けられる」だけでなく
「踏みつけられる」だったというものはこのP20号です


P2020160706

証拠品が




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同じく副賞品ターナーの「和」のセット

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臙脂色(えんじ色)はこんな字を書くのでした、、、
海松茶(みるちゃ)・濃縹(こきはなだ)などなど普段の絵具では見かけない

苔色(こけいろ)・浅緑(あさみどり)など分かり易いけれど
憲法色(けんぽういろ)って??!


_1430561

J.DARK BROWN
裏にそうありますが、確かに濃いこげ茶色という感じです
憲法色(けんぽういろ)と表示されていますが
調べてみたところどうも「けんぼう」で人名からの、、、

などと寄り道はこれぐらいにします




副賞品の「和」セットと昔の残り(ほとんど無いも同然です)

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それらをこう使ったのです




組作品(6点)「爆発」4/6カンバス(P50)20160707

これはナイロン布を貼ったP50号で
(木枠1本購入、久しぶりにと言っても1か月振りか)




_1430564

壁にまでサーーッ!サーーッ!サーッ!と
気持ちいいだろうなぁ

いや、結構緊張するのだろうか?

 
 

先ほどのP20号にはジェッソで

 組作品(6点)2/6カンバス(P20)20160707

びゃーっ!と

 
これらはまた組作品となっています

 

4cm20160707

またまた横幅長すぎて上手く撮れません



画像の切り抜きなど朝飯前のYUKAちゃんのお蔭で
(作家の義妹です)


こういう作品です!



「爆発」カンバス(F20P20F20P50F20F20)20160707

                                                        116.7×395.4cm20170707
 「爆発」






_1430441

 ホルベイン社から奨学品としていただいた「デュオ」という
水溶性の油絵具も少し使用
右から2点目のF20号に


 _1430565

その上にもジェッソでドバーっ!ですから 
ヒビが !!


油絵具の上にジェッソ(水溶性)ですから当然で
作家には想定内のことですが
これを固着させようと思っているのだろうか?
さてどうなりますか



これらも過去作品への加筆ですが


組作品(6点)「爆発」1/6カンバス(F20)20160707





組作品(6点)「爆発」5/6カンバス(F20)20160707






組作品(6点)「爆発」6/6カンバス(F20)20160707

どれも出来た折にUPしてありますが
元の絵を憶えておられる方には記念品を!

と言いたいぐらい記憶しきれない数ですね


ところで
即興演奏のような実験音楽のような 創作


「集中力も瞬発力も必要で緊張の連続
それを毎日何時間も続けるんだから、疲れ果てるよ」
「即興演奏の間に食べたり寝たりしているみたいなものだ」



命(生)をかけた創作を続けています



「あ~ぁ やっぱり50号ぐらいのキャンバスに描きたいなぁ」

2016年7月5日(火)


ほとんどハガキや紙にばかり描いていた6月

「あ~ぁ やっぱり50号ぐらいのキャンバスに描きたいなぁ」

そう言った翌朝
50号どころかP80号を引っ張り出して
傑作誕生!


「感情の鬼」カンバスP8020160701

                                                                                P8020160701
 「感情の鬼」

P80=97×145.5cmカンバス、アクリル、アクリルガッシュ、ジェッソ、墨

「ツブシを禁じてしまうと傑作の生れる機会を失うことになる
かもしれない」と言った画廊主もいましたが


「絶対値の孤独」カンバス P8020150307

この「絶対値の孤独」をつぶしました





分かりにくいのですが
右目に突き破った穴が!!
                  
 _1420837

作家に残り物の整理というつもりはないのでしょうが
もうこの色しか無い!
在庫処理から生まれた作品です


その現場写真

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 昔使っていたアムステルダムアクリリックカラーの残りもの
ほとんど使い切って
 



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先日購入した墨汁も使っている
壁の水彩紙も後ほどUPします



床の水彩紙も

_1420791


高いところから撮ってますねぇ
(確かに作家は背がとても高いけれど)



では7月に入ってからの水彩紙作品 どんどん並べていきます



半切(79×55cm)に墨で


「SHUNZEI」水彩紙、墨79×55cm20160701






5cm20160701







 5cm20160701





床に置いてあった半切には
ジェッソとアクリルも使って



「情熱」#1水彩紙、アクリル、ジェッソ、墨79×55cm20160701






「情熱」#2水彩紙、アクリル、ジェッソ、墨79×55cm20160701







「情熱」#3水彩紙、アクリル、ジェッソ、墨79×55cm20160701







「情熱」#4水彩紙、アクリル、ジェッソ、墨79×55cm20160701




「私にこれほどまでに描かせる得体の知れぬ影は
心の底からマグマのように沸き立ってきて、
自分でも意図できない感情の激烈なほとばしりが、
しばしば暴力的に画面に投げつけられ、引っ掻かれ、塗りたくられる。」


最近必要があって書いた
作品解説あるいはコンセプトの一節ですが
紙作品であっても 同じことです

 
今日は「投げつけられ、引っ掻かれ、塗りたくられる」
だけでなく「踏みつけられる」!!でした

それは次回に







 
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