西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

2017年01月

ほっと一息

2017年1月30日(月)



先日
ギャルリー宮脇の宮脇豊さんが作品を取りに来て下さいました

2月25日からの京都個展の準備です



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平面にすんなり描かれてるものは簡単に積み込めますが



問題は凸凹したりハミダシテイル作品たち

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今まさに積み込んでいるこれは
先日UPした裏にカンバスが貼り付けてあるもの


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タブロー作品は30数点と点数は少な目ですが
今回も大き目の作品ばかり
それでも難なく積み込み終了



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前の座席にも積んで丁度満杯でした



こちらは作品を送り出して
ほっと一息
 
どんなDMを作ってくださるかな?とワクワク待つだけですが

京都では展示、DM作成、発送、宣伝、、、と大忙しのはずです!

どうぞよろしくお願いします!



 

さてと、、、

ここの作家さん
 このところの暖かさに誘われるように
久しぶりに外の空気を吸って

出会ったこれは?
 
2017012913210001
 
ご近所の金井農園入り口ですが
最近ベンチなどが置かれて、、、
よしずの日除けも 



2017012913210003

ほっと一息 ご自由に!」なんて
 まあ嬉しいご配慮!




甥っ子たちとサッカーまでしてしまった彼は

帰宅後すごい勢いで描きました !!
98.8×78.8cmの水彩紙5枚も


「サッカーをする家族」連作1~5です


8cm20170128








8cm20170128








 8cm20170128








8cm20170128









8cm20170128



このような全紙大(L版か四六版を98.8×78.8cmにカットしている)
紙作品も何枚か京都に運ばれてます
かなり大きい!けれど
いくつかは展示されるのでしょう




DMも展示風景もいずれUPします

どうぞお楽しみに!








 

百見は一聞にしかず??

2017年1月25日(水)


最近
前衛的なフリー・ジャズの先駆者とされるセシル・テイラーを
話題にしてきましたが
それは西村一成自身が
「僕の即興的な創作はこういう演奏を何時間も続けているような描き方だ」
そう言ったからなのです


百聞は一見にしかず
というか
百見は一聞にしかず??

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昨日もUPした“AKISAKILA”ですが
一度聞いてみればそういう彼の即興的な描き方が
いかに心身を疲弊させるか想像できそうです

興味と時間がありましたら
全部と言わず5分間だけでも聞いてごらんください








たとえばこれらですが
今回2月からのギャルリー宮脇個展にも展示予定で
これらももちろん即興的なものでした



「ベンツが欲しい」カンバス、S2020161211

                                                                                S2020161211
「ベンツが欲しい」

S20=72.7×72.7cmカンバス、アクリル、ブラックジェッソ






7×103cm20160930

                    72.7×103cm20160930

「DEVIL MEY CARE」

カンバス(M20P20)
アクリル、アクリルガッシュ、ジェッソ、ブラックジェッソ、オイルパステル、パステル、鉛筆、インク



「今までになく抽象性の強い傾向の作品が特徴」と言われるのも
納得できるでしょう


どんな個展になるか?
本当に楽しみです


 


 

「困惑する男」「出口を求めて」

2017年1月24日(火)



先回セシル・テイラーのCDについて
5分と聴いていられない!、、、などと書いたのですが
それは好きになれないだけ
やはりカンリニンの理解を超えているのでしょう


息継ぎが出来ず苦しくなる
頭の中で音がガンガン
思考力はなくなる、、、
疲れていれば尚更聴いていられない

それは左側の“CECIL TAYLOR UNIT/AKISAKILA”で

何度でも聴いているCDもあります
右の“CECIL TAYLOR/SOLO”


_1490028




西村一成の絵も
観る人が疲れていたりすれば
5分と観ていられない!のかも


エネルギーがもらえると言うオーディエンスもありますが


それでは今日の作品です



3cm20170124

                                                            116.7×171.3cm20170124

「困惑する男」

カンバス(F50P50)、アクリル、ブラックジェッソ、オイルパステル、パステル



何に困惑?

「出口を求めて」かな


「出口を求めて」連作1 カンバスP2520170124

                                                   P2520170124

「出口を求めて」連作1






「出口を求めて」連作2 カンバスF2520170124

                                                          F2520170124
 「出口を求めて」連作2







「出口を求めて」連作3  カンバス、F2020170124
 
                                                                F2020170124 

「出口を求めて」連作3




これらに加えて一昨日の連作もまだ乾燥中で

「心理-情景」連作3 カンバスS2520170121



このような絵に囲まれたアトリエは色彩の坩堝
壁も床も極彩色だし



それだけでも疲れます 





 

テンションあがりっぱなし

2017年1月22日(日)



「不定形に結合したり、キャンバスが一部引き剥がされたり、
歪められたりした作品は、その平面性を逸脱した
三次元性がみどころでもあります。」

今回の京都個展では、そうした作品が幾つか含まれて
ギャラリストも実物展示を楽しみにしています


たとえば
昨日UPした運搬の心配な作品のひとつ

「芸術の爆発 連作2」20161113


これの裏はこうなってます

芸術の爆発2の裏_1490003




またこれなどは

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P30号カンバスを裏返して描いており
しかも破壊されひどく歪められ
更に裏には



_1480990

M20号の作品が打ち付けてあります

こういう立体的な作品はどのように展示されるのでしょう?!



また
「キャンバスが一部引き剥がされたり、、、」というのは
こういう作品でしょう

_1480993

これは存在感(=保管場所に悩む!)も含め
カンリニンとしても忘れられない作品です


2016年3月の作品ですが
そういえばまだUPしてなかったかも

「嘆きの天使」カンバスM5020160314

             M5020160314
「嘆きの天使」

M50=116.7×72.7cmカンバス
アクリル、ブラックジェッソ、オイルパステル




「また今までになく抽象性の強い傾向の作品が特徴だと思います。」

30数点のリクエスト作品には確かにそういうものが多いのですが
それはまたいずれピックアップしてみます



それにしても
「強烈な展覧会になるはずです。」

楽しみです!お楽しみに!!



おっと忘れそう!
 
昨日の作品
「HELTER SKELTER」は

「HELTER SKELTER」




さらに加筆されて
「ヘルタースケルター」となりました

3cm20170121


これなども「平面性を逸脱した」もの?



それだけでなく連作4点も描きました!


「心理-情景」連作2 カンバスM3020170121

                                            M3020170121

「心理-情景」連作2




「心理-情景」連作3 カンバスS2520170121

                                                                        S2520170121

「心理-情景」連作3





「心理-情景」連作4 カンバスラP3020170121

                                                 P3020170121
 「心理-情景」連作4


「抽象性の強い傾向」とはこういう作品にも言えそう
これに限らず最近の作品からは
セシル・テイラーの前衛的な演奏が聞こえてきそう
(カンリニンは5分と聴いていられない!とにかく疲れ果てる)
(西村一成のCDコレクションにも少しはある)


観る(聴く)方も疲れ果てるが
描く(弾く)方も相当疲れる!!
 
「こういう創作はテンションあがりっぱなしになる
やってる本人も気づかないうちに過労になるのでしょう」

ギャラリストも心配しているとおり
今日はまたダウンしています




 

『ヘルタースケルター』読んで

2017年1月20日(金)


『ヘルタースケルター』 

2012年蜷川実花監督で映画になったとは知りませんでしたが
本棚の岡崎京子コーナーには昔から並んでいました


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こんなに岡崎京子作品集めて!フアンだった
と言うのに
『ヘルタースケルター』 読んで
「寝られないよ~怖くて怖くて!目をつぶると浮かんでくるんだ」

感じやすいというか怖いものの苦手な人です
「子どもみたいだなあ。そこが一成らしいか」
先輩画家にもそう言われましたが

確かに映画の公式サイトにもサイコホラーでR15+とあるのだから
怖い作品なのでしょう

2年前
間が悪いことにナイーブな時に
泣きっ面に蜂状態で出会ってしまった山田花子の『魂のアソコ』
(2015年2月19日「山田花子という名の女」から2月25日頃までの
記事になっています)
「今読んでもどうということはない」と言うのですが

今回は岡崎京子作品
読み返した時期がまずかったのでしょう



こんな作品が生まれてしまった!

トリミングしてないのでどこまでが絵だか?!ですが

「HELTER SKELTER」

                                                              172.7×171.3cm20170119

「HELTER SKELTER」

50号カンバス2枚並べて
そこに30号・20号とF8号2枚を張り付け
スケッチブックも破りとって張り付けてあります



このような状態で保存している作品が他にもあります


たとえばこれ

「芸術の爆発 連作2」20161113

                                                     20161113

「芸術の爆発 連作2」


140×130cmくらい
何枚もカンバスを釘で打ちつけてあります
京都・ギャルリー宮脇からリクエストのあった作品のひとつ
今度の個展に展示予定

ですが
うまく運べるのでしょうか?

「バラバラにはならないとしても、、、」と
作者は心配しています
こういう合体作品は運び難いこと!!
保存もし難いこと!!


その個展ですが
2月25日(土)~3月19日(日)と決まりました

詳しくは近いうちにお知らせできると思います





 
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