西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

2017年06月

加筆って、、、どうなの?

2017年6月29日(木)


ツブシや加筆について
「禁じてはいけないのでは。
大切な可能性を潰すことになるかもしれない」
画商とそういうようなメールをやり取りしたことがあります

より素晴らしい作品の生まれる可能性!


作家自身は絶対にツブスとか消すとは言わない
あくまでも「加筆」です
より良くするための


あまりにその数が多くて
最近過去作品画像フォルダを整理しています



その中に例えばこれ


「悲愴」カンバス、アクリル、ブラックジェッソ P2520160319

              P2520160319
「悲愴」





3日後にはこうなって


4cm20160321


組作品「LIVE EVIL」の一部になりました




4cm20160321







またこれも


「河津桜」カンバス、アクリル、ブラックジェッソ P2520160313

              P2520160313
「河津桜」


久しぶりに近所に出て
満開の河津桜を目にした日
サインも入れて確かに一度は完成!



ところが
10日後ぐらいにこうなりました


「苦しむ女」カンバス520160325

               P2520160325
「苦しむ女」

よく見ると右下のサインも白の垂れも残っています


どちらの例も加筆後の方が
よりISSEIらしく
さらに面白くなっているように思えます



今日の作品も何度も加筆が繰り返されたもの

「SMILE」(CHIHARU)カンバスP5020170627

                    P5020170627
「SMILE」(CHIHARU)
カンバス、アクリル、胡粉ジェッソ、
オイルパステル、コーヒー、カンバスに綿布のコラージュ


ということでこれも今後どうなるか?


どれだけ消えたか!
いえ加筆されたか

画材、カンバス不足の所為でもあるのでしょうが
ここにある作品はいつ加筆されるかわからないのです












「生と言う名のモンスター」

2017年6月24日(土)


3週間ぶりの更新となってしまいました

描いてなかったのでもないのですが
何しろ画材がほとんど無い!

外壁も通路ももう描いてしまったし
必然的に加筆、ハガシ、ツブシは増えます

そういうものの一つ

F2020170605

                      F2020170605
「雨宮農園の夕暮れ」

カンバス、アクリル、鉛筆、リラ、ソフトパステル
オイルパステル、カラージェッソ、オイルバー


これは2年半前の絵

「雨宮農園」カンバス F2020141210

                    20141206
「雨宮農園」
風景をテーマにたくさん描いたあの頃の作品は残り少なく
これなどそのまま残したかった!
とカンリニンは勝手に思うのですが
作家本人が決めることか







「生と言う名のモンスター」20170621

                                                         F5020170621
「生と言う名のモンスター」


斜めなのは
こうなっているからで

「生と言う名のモンスター」カンバスF50(

ボクシングのように筆を叩きつけ
倒れた相手の胸倉をつかんで立ち上がらせ
また殴り続けた!
というような激しいタッチで
木枠が折れて傾いている
木枠の端キレが張り付けてあります
持て余し気味の
描きたいエネルギーがものすごい


「生と言う名のモンスター」

生命力のすごいもの!
他にもありました




寒の内にバッサリ伐っていただいた楠です
オブジェのような



20170125_1490087



この春4月18日には芽吹いています!とUP
楠






それが
今日気付いたらこうです!!

_1670346


横から見ると
モンスターの顔?!




_1670348





これは2012年11月撮影ですが

P1000564楠2



P1000562楠3


ここの守り神のような大楠
いずれまたこうなるのだろう
「生と言う名のモンスター」





伐採で日当たり良くなり

_1670355

6度目の夏を迎えるここで
はじめてクチナシの花が咲いていました










今度は戸袋に描いた!

2017年6月3日(土)



「スタイルを変えようと思ってるんだが、、、
この情熱には本当に悩む」
という情熱のなせる業だったのか
先日届いた新しいオイルバーを使いたくて使いたくて!
なのか


先日(6月1日)の壁に続き

描きました!今度は戸袋に描いた!


名称未設定 1


縦2.5mほどはあるこの絵
こういう場所です


_1600729




この右側は東谷山の県有林に続く
例年イノシシがやってくる場所ですが
これならイノシシも近寄れなくなる?
魔除けみたいな絵


折角の絵ですが
雨ざらしでいずれ消えていくのでしょう
もったいないこと

_1600779





右側に回ればその壁にも


_1600732



こんなところにサインしちゃって

_1600731



 



前回UPしたこのオイルバー使って


_1600517



直径2㎝もあるオイルバーでグイグイ!
落書きみたいでドキドキ

でも
いくらカンバスが無いからって



ねぇ





胡桃染めとコーヒー染め、、、とも言えないか

2017年6月2日(金)


今日も薄紫と白の花たちから


紫露草

_1600523



どくだみ

_1600525


どくだみも染色に使えるとか




作家さん
草木染に興味は無いのですが
絵の具が無いとなればもう何でも使っちゃおう!
で残っていた昨秋の胡桃も


こういう作品が出来ました
(加筆されるかも?けれど今日の状態をUP)

8cm20170602

                                                           145.5×178.8cm20170602

「亡霊」

カンバス(M80M80)、綿布、コーヒー、胡桃皮


胡桃染め!実験みたい
これも自己流ですが

  オニグルミの外皮を煮出した液  濃く煎れたコーヒー液
_1600651

布は
白い綿布(左)と薄茶色の綿布(右)

手前は胡桃液に
奥はコーヒー液に浸したもの
乾くといくらか薄くなりました

「胡桃のは垂れ具合がいい感じだった
アクリル絵の具みたいな感じで」
とのこと

外皮の煮出し液も油分が多いのでしょうか
胡桃はオイルが取れるぐらいだから





「亡霊」もう一度UP


8cm20170602

今日の画布は薄茶色のほう

2010年のM80号(145.5×89.4㎝)2点張り直し
絵の具も無いのに、、、そんな大きなカンバス!

いえ
垂らしの手法はかなり大きな画面で無くては
楽しめないのです





ここの庭のオニグルミの話題は度々UPしてきましたが

昨秋落ちた実を拾っておいたもの


_1600647
       
        この外皮を使った 
              野ネズミの食べた跡

_1600650



クルミは栄養的に高評価されています
オニグルミは濃厚で美味しい
そのうえ皮まで画材になるとは


東谷山のリスにはあげないよ~
もっとも
なかなかここまで来てくれませんが












赤白黒のオイルバーを注文!

2017年6月1日(木)


今ここは白と薄紫の花が涼しげ
と言いたいところですが
暑い!
6月に入ったばかりだというのに


花菖蒲

名称未設定 1


ホタルブクロ

_1600510


白のホタルブクロ

_1600512



ドクダミ

_1600508





さて5月の
画材不足作品 その1



ありゃりゃ
こうなってました!
かなり大きい画面なのは確かですが


ブラックジェッソ(下塗り剤)とオイルバーかな?

名称未設定

この濡れ縁は猫たちだけでなく
絵描きさんも好きな場所です
ここでよくスケッチブック開いたりしている





画材不足作品 その2

「HARUNOBU」カンバス、F2020170531

                                                                F2020170531
「HARUNOBU」

F20=72.7×60.6cmカンバス、アクリル、胡粉ジェッソ、オイルパステル

ツブシ?加筆?どちらにしろ
前の絵の色を利用するので絵の具不足時は要注意
ツブされたくなければ隠そう!






画材不足作品 その3

A3スケッチブック「JAZZ」表紙 インク 20170519_1570506

               A320170519

懐かしいようなスケッチブック
立てて撮影するには表紙も紙も薄くて頼りないので寝かせて
でも画材費不足には助かる値段
描き心地は?


24枚もあるのですが少しだけUP
「JAZZ」とあります
JAZZをテーマに描こうと思ったようですが
ブルースも登場



9_1570517

「そろそろ天気が悪くなってきたので家の中に
ROBERT JOHNSONを聴きながら」




最愛の老猫なっちゃん(14歳)も

 24_1570532

縁側での昼寝は猫たちの日課







「縁側でグレゴリオ聖歌を聴きながら」というのも

22_1570530



こんなのも


23_1570531




「どうしてもタブローが描きたい」なんてのも
かなりイライラ?

18_1570526

ROOT DOWN   JIMMY SMITH LIVE




21_1570529

CHARLES MINGUS聴いたり
  



14_1570522

BOB DYLANもよく聴いている




そして今日は
古いF40号をハガシて張り直し


「家族」カンバス、綿布、アクリル、オイルパステルF4020170601

                                                       F4020170601
「家族」

カンバス、綿布、アクリル、オイルパステル

今日のF40号=100×80.3cmの大きさには
オイルパステル(5~6cmの普通サイズ)で





右端のグリーンは
廃番になる時にたくさん買い占めた旧タイプオイルバー
(WINSOR & NEWTON)
もうそれがほとんど無くなり
赤白黒のオイルバーを注文!

_1600517

このオイルバーはデカい
長さ15cm直径2cmぐらい



これから
またオイルバーを使う手法で描こう!
と思っているようです
さてどんな作品が!?







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