2019年10月5日(土)
先回
ニューヨークへ渡る作品のうち
大型キャンバス作品を木枠から剥がしたと書きました
剥がした木枠に画布を張れば
先回
ニューヨークへ渡る作品のうち
大型キャンバス作品を木枠から剥がしたと書きました
剥がした木枠に画布を張れば
「また大きな絵が描ける!!」と作家は大喜び
早速綿麻布を上張りして描きました!
10月最初の作品
「鬼へのどれい」は久しぶりのF100号でした
大きな画面に
ほとばしる何かを
ほとばしる何かを
大きなストロークで思いっきり描きたいのです
その所為で四十肩になろうとも
F10020191001
「鬼へのどれい」って?
西村一成の場合タイトルは後から付けますが
直截的に作品を表わすとは限りません
唸りながら内から絞り出された作品であることは確か
ところで
ハガシては張って描けばいくらでも大作も描けそうですが
現実的にそれはあり得ないわけで
今回のハガシも
海外搬送という困難をクリアするための苦肉の策
欧米のギャラリーにはハガシて送ってもOK!なのでしょうが
それは「フレーマー」という職業が発達しているからで
日本だったら作家が自身で張り戻すことになるか
外注すれば
張り戻す木枠代と手間賃も発生するわけで
やはりハガシて保管はあり得ないのだ
西村一成の場合タイトルは後から付けますが
直截的に作品を表わすとは限りません
唸りながら内から絞り出された作品であることは確か
ところで
ハガシては張って描けばいくらでも大作も描けそうですが
現実的にそれはあり得ないわけで
今回のハガシも
海外搬送という困難をクリアするための苦肉の策
欧米のギャラリーにはハガシて送ってもOK!なのでしょうが
それは「フレーマー」という職業が発達しているからで
日本だったら作家が自身で張り戻すことになるか
外注すれば
張り戻す木枠代と手間賃も発生するわけで
やはりハガシて保管はあり得ないのだ
たとえば
超大型木枠を買い込み組み描き上げ
幸運にも運び出す(展示や売却)機会が訪れても
さて
どうやって家から出す!?
出せない!!
なんて笑い話みたいになる
F130号は194×162㎝
F150号は227.3×181.8㎝もあるのです!
仮縁や額が付けばもっと大きくなる
というわけで
高さ180㎝のドア枠から横にして出せるキャンバスは
ここではF130号が最大
天井の高い工場のようなアトリエや
美大のアトリエのような大きな出入口はない
古い普通の日本家屋ですから
西村一成の「組作品」は
ひとつの苦肉の策なのかも
いくらでも大きく出来るのだから
「そんな大きな絵ばっかり描いて~どうするの~?」
とよく言われたものですが
こうして発表の機会に恵まれると
描ける時に(描きたい時に)
「描いといて良かったがねぇ」
思わず名古屋弁も出ます
- カテゴリ:
- 今日の作品