西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

2020年02月

今春の京都でのダブル個展

2020年2月18日(火)


ニューヨークでの個展は無事終わったようです
無事ってなにがどう無事??ですが
状況が何も伝わってこないので実感がないうちにとにかく終わった
そのうち何か知らされるでしょう


さて国内では
今春の京都でのダブル個展
準備は着々と進められております!

京都場のHPより

NISHIMURA_HP_press-1




このように京都場とギャルリー宮脇
2会場での西村一成展
ちょうど2017年秋の
ハートフィールドギャラリーとギャルリードゥ・セーヌ八事での
同時開催個展のようなものでしょうか
多作な作家だからこそ可能で

京都場のこのS60号「ちょっとした不意打ち」は
2013年トーキョーワンダーウォール公募の入賞作で
東京都庁の回廊に展示されたひとつですが



それぞれ40点以上の展示候補は
京都場では過去の作品から
ギャルリー宮脇では最新作から選択されています

京都市内の離れていない2会場だから
どちらにも足を運んでいたただくことで
西村一成の10年間ほどの作品のほんのほんの一部ですが
見ていただけるわけです

キュレーションは
美術館学芸畑でのベテラン仲野泰生氏(元岡本太郎美術館学芸員)を
中心になされますから

限られた空間にどれをどのような解釈で選択され
どう展示しどう語られるのか
作家も楽しみにしています




京都場用過去の大型作品は奥にしまい込まれていましたが


P1030312


廊下や玄関でスタンバイしてます

P1030314


初めて展示されるモノあり
何度も展示されたモノもあり

パソコン上で小さな液晶画像ばかり見ているので
久しぶりに引き出された実作品を見て
「やっぱり本物を見たらどれもすごいわー!どれも選択されて当然!」
過去のものなど、、、と見くびってはいけない!
と思い直しました


ギャルリー宮脇用も準備し始めて
P1030214



西村一成展@京都場
西村一成新作展AT A CROSSROADS@ギャルリー宮脇

また詳しくおしらせします






ケビンモリスギャラリー最新のブログから

2020年2月13日(木)


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先回お知らせした”HYPERALLERGIC”レビューに
ゴメズ氏が取り上げて下さった作品を
ここでも取り上げていこうと思います



ケビンモリスギャラリー最新のブログから
展示風景を覗いて見てみますと




センターにドーンと展示された「Fear of Eye」F100
今回最大でもあるのですが
とにかくインパクトあります




ハガシ「眼の恐怖」 カンバスF10020130819

タイトル「眼の恐怖」としましたが
描いた当時は「目玉の兄」とニックネームのように呼んでいました


この大胆なイメージに到達するまでには
随分加筆を繰り返しました
記録に残っている経過を時間を追ってUPします



 カンバス、麻布  F10020130706



F10020130817



加筆カンバス、麻布 F10020130818


ハガシ「眼の恐怖」 カンバスF10020130819



描き始めから「眼」にこだわっていたようで
最終的に4つの大きな眼が不気味な大きな顔になり
しかもペインティングナイフで引っ掻いてあります!!



「眼が合ったと言うだけで殴られたり蹴られたり」
「眼」は「こどもの頃のいじめられた記憶」を呼び戻す
そのことはゴメズ氏のレビューにも取り上げられていましたが
今回本人が宮脇さん(ギャルリー宮脇)に
そのトラウマについてカミングアウトしたのでした


出来上がって
作家は非常に気に入っておりました
当時のブログにも書いていますが
カンリニンは今も気になる作品でも
「これいいな~!!大好き!」とは言えず、、、
(2013年8月21日「どう感じますか?どう思いますか?」)

どう感じますか?



一方これは
描き上がった時の第一印象は「なんだこりゃあ~!?」でしたが
忘れられない大好きな作品となりました


「母のパーマ」
「母のパーマ」 ベニヤ板72.7×72.7cm20131203



これも当時ブログに書いたとおり(2013年12月3日)
ゴメズさんも書いて下さっているとおりで
母親の変身ぶりに衝撃を受けて
あっと言う間に描き上げたもの

西村一成は当時はまだ夜の生活中で
夕方起きて見たら豹変していた母の髪形!
少年時代の記憶にある髪型に衝撃を受け何かを感じたのでしょう
描かずにいられなくなった
(アフロでもパンチでもないよ~)

確かに
「髪形を25年前に戻したところで25年前に戻れるわけではないけれど」
この山中に籠って夜の暮らしに付き合いながら
3時間近くの外出を決行する気になれた頃で
美容院での25年ぶりのパーマは
カンリニンにも記録的な出来事ではありました



他の展示作品についてもまた書きます



エドワード・M・ゴメズさんの個展レビュー出ました!

2020年2月10日(月)


ニューヨークでの初個展まだまだ開催中です
取材して下さったエドワード・M・ゴメズ氏の
レビュー記事がアップロードされました!!

”HYPERALLERGIC”は
ニューヨークのブルックリンを拠点とするオンラインアートマガジンで
ゴメズさんは度々ISSEI NISHIMURAを取り上げてくださっていますが
今回は”Issei Nishimura's Soulful,Expressionistic Art”とタイトル
画像6枚に長ーい文章で紹介して下さって

この高い評価には
否応なく今後への期待が高まってしまう!!





ここに載ったアトリエの壁の画像は
半年前訪問取材して下さったゴメズさんの撮影

今はもう少し剥げて傷んでいると思われます
記事に庭の飛び石のことも触れてありますが
それも剥げかかってます




「眼の恐怖」や「母のパーマ」など
取り上げられた作品について
また次回書きます

「母のパーマ」
「母のパーマ」 ベニヤ板72.7×72.7cm20131203




ニューヨーク初個展
”PAINTING THE JAPANESE BLUES
:INTRODUCING ISSEI NISHIMURA”

ほとんど情報は入らず実感も湧きませんが
ケビンモリスギャラリー展示の様子はブログから見られます




何だかんだ言ってる間に残すところ5日間となりました


ゴメズさんのテキストに依る個展カタログも出来ていました


個展カタログ





「何だかわからんけど、逆にすごいわ!」

2020年2月3日(月)



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今日届いたエドワード・M・ゴメズさんからのハガキ
NEW YORKからかと思いきや東京目黒の消印
まったく空飛ぶ絨毯で飛び回っているような方です
NEW YORKではケビンモリスギャラリー個展も見て下さったとのこと
その講評も楽しみです



さて
最新作から何点かUPします

「逢魔が時」F30×2

組(2)「逢魔が時」カンバス(F30×2)91×145.4cm20200124

                 91×145.4㎝20200124

アトリエを覗いた5歳の姪っ子
首を傾げていわく
「何だかわからんけど、逆にすごいわ!こんな絵、誰にも描けん



これも首を傾げて見ていた絵
「生活の柄」F30×3
組(3)「生活の柄」カンバス(F30×3)91×218.1cm20200201

                                                               91×218.1cm20200201

う~ん
確かに何だか分からんけどすごいわ!
幼児の正直な感想もすごいわ



そしてこれらは
先日UPした「僕の見た夢」連作に加筆したのですが

「僕の見た夢」(№2)F30
1「僕の見た夢」(№2)カンバスF3020191130


「僕の見た夢」(№2)カンバスF3020200202




「僕の見た夢」(№3)P30

1「僕の見た夢」(№3)カンバスP3020191130


「僕の見た夢」(№3)カンバスP3020200202





何度も加筆されかなりの重量になっているものも

「TONIC」M30
「TONIC」カンバス、綿布、材質不明M3020200203

            M3020200203

これは古い小品を思い出させます


「青いガラス瓶」
「青いガラス瓶」 SM201104 DSC_3911tr
                
              
2011年制作サムホール(22.7×15.8cm )のカンバス作品です
色付きガラスのようなマチエールは
もう今では思い出せない手法で創った
この絵は知人が購入して下さったのでした




そうそう同手法の作品がもうひとつありました

「父へ」F10
「父へ」F10
「父へ」とタイトルどおり
今も父親の部屋に掛かっています



最近のをもう1点


「ITEM」
「ITEM」カンバス、布、材質不明P3020191230

         P3020191230




「ITEM」とは?
単に瓶という品物ではなく
何か大切なコレクション?


瓶は
昔からたまに登場するモチーフですが








3月開催個展のお知らせ

2020年2月2日(日)



2月になったばかりで
ニューヨークでの個展はまだまだ開催中です
”PAINTING THE JAPANESE BLUES”(2月15日まで)
ケビンモリスギャラリーにお任せしている間に
国内でも着々と個展企画が進められて
ありがたいことです

3月開催個展のお知らせができます
京都・ギャルリー宮脇では新作展 AT A CROSSROADS”
そして
同時進行で「京都場」でも個展開催!!
詳しくはまた後ほどお知らせします



ギャルリー宮脇のホームページから

3月の企画展予告
西村一成新作展 AT A CROSSROADS 3月11日~29日
<別会場で同時期開催!3月6日~29日
「京都場」にて旧作~新作の選抜作品展を催します>


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この「卯月の雨」は30号3枚の組作品です
個展タイトルAT A CROSSROADS”
もちろんロバート・ジョンソンにまつわるもので
彼が悪魔に魂を売り渡したという伝説の十字路
エリック・クラプトンもカヴァーした「クロス・ロード」

ニューヨークでも
”PAINTING THE JAPANESE BLUES”
ISSEI NISHIMURAにはやはりBLUESが付いて回っています


今でもギターを弾けばBLUESのフレーズになります

このComplete Recordingsの2枚組のCDは
擦り切れて?駄目になってしまった程
聴きかえしました

_2160754

これに限らずBLUESのCDをよく聴きましたが
そういえば
最近創作中にはBLUESは流していませんね



最新作は次回まとめてUPします





公式ホームページ
西村一成HP
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