西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

2020年10月

ふらんすからの動画

2020年10月20日(火)

フランスではまたコロナの感染者が増えているようですが


ボルドー市近郊ベーグル市立美術館クレアシオン・フランシュ
Musée de la Création Franche 
での国際選抜展
Visions et Créations Dissidentes
開催されています!



先程Facebookに動画がUPされ
常設展示の部分も含め会場風景が見られました

美術館の関係者や観客でしょうか
何を話しておられるのやら??
フランス語で残念ながら全く分かりませんが

チラッとIssei NISHIMURAの作品も写ってます!!
作家紹介のパネルにはポートレートも
愛猫を膝ににこやかな表情の写真です


どうぞ覗いてご覧ください


コロナ禍中
観客数が思ったより多いのに驚いています!



それから
会場で販売されている冊子を美術館から頂きました

P1210343



作家紹介文ももちろんフランス語ですが
宮脇豊さん(ギャルリー宮脇)が英文で描きおろし寄稿
美術館の方で仏訳されたもの

P1210346



展示作品から3点が紹介されています


P1210350








近作はまた次回UPします










”ふらんすへ行きたしと思えども”続きー『率直な創造』

2020年10月5日(月)


先回ご紹介した『率直な創造』はギャルリー宮脇HPに
書評もしっかり掲載されていましたので追加のお知らせです
ネット情報に疎いカンリニンは
見逃したり忘れていたり

ご興味あればこの本を是非ご覧ください!


SendreyMiyawakiBook72_750

率直な創造
     クレアシオン・フランシュ
ジェラール・サンドレイの初邦訳論集       
デュビュッフェのアール・ブリュットの本質を語る!
B6判 144頁 ハードカバー モノクロ60図版掲載 


ジャン・デュビュッフェ亡き後のアヴァンギャルドの最もマージナルな領域を
渉猟してきた著者は、現代芸術におけるデュビュッフェの数少ない精神的継承
者。書き下ろし「アール・ブリュットの歴史、歴史上のアール・ブリュット」
代表作「クレアシオン・フランシュ宣言」ほか本邦初訳の精選論集でアール・
ブリュットを超え現代美術に対峙する新しい時代の生(せい)の芸術を唱道す
る。革新政治家ノエル・マメール、美術史家ミシェル・テヴォーほかのテクス
トも収載。久保田亮訳、ギャルリー宮脇独自編集。            

2013年10月 ギャルリー宮脇刊
本体定価2700円 ISBN 9784990243562


「このポストアール・ブリュットの状況を子細に報告する、わが国初の著作物が刊行された」
美術評論家・勅使河原純氏の書評にはこうありますが
2013年の刊行から7年
ポストアール・ブリュットの現状は???



それはともかく
ミュゼ・ドゥ・ラ・クレアシオン・フランシュで開催中の
< visions et creations dissidentes >展
どうぞお出かけください!
”ふらんすはあまりに遠し”ではありますが

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Issei NISHIMURAの作品展示室風景





”ふらんすへ行きたしと思へども”

2020年10月1日(木)


8月25日「フランスまで作品が飛んで行ったのだと実感!!」にも
9月10日「間もなく始まる国際グループ展情報を」でも予告した
国際選抜展Visions et Créations Dissidentes>
フランス・ボルドー近郊のベーグル市立美術館
ミュゼ・ドゥ・ラ・クレアシオン・フランシュにて
9月26日から予定通り始まっています



展覧会カタログ販売中とか(美術館のFacebookより)
カタログ販売中Facebookより

表紙にIssei NISHIMURA(Japon)は見えますが
中身を見たいです!

行かなくちゃ手に入らないカタログ
そのうち何とか作家の手に入ったらUPしますね


萩原朔太郎風に
ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し”
”きままなる旅にいでてみん。”
ともいかないIssei NISHIMURAで
この美術館や展覧会のリアルなご紹介もできません

そこで
宮脇豊さん(ギャルリー宮脇)編集の
『率直な創造 クレアシオン・フランシュ』をご紹介します
「創造」についてはもちろん
この美術館創立の経緯・意味
世界でも極めて稀なコレクションの一つであること
などなど理解できます


P1200303


「創造」についての革新的思索クレアシオン・フランシュの創始者
この美術館を創設したジェラール・サンドレイの論述は
もちろん幾つも掲載されています



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更に
帯にも名前が載っている
革新政治家とあるべーグル市長ノエル・マメール氏
この美術館の二代目館長パスカル・リジュード氏
美術史家ミッシェル・テヴォー氏
彼らから寄せられたテクストは
クレアシオン・フランシュ(率直なで自由な創造)という言葉と
その美術館、そこに収集された膨大な作品への理解を助けてくれます

そして
訳者(久保田亮)あとがき「非芸術家ージェラール・サンドレイ」
編者(宮脇豊)あとがき「探求の道程」
これらによって更に理解は深まり
文化的に保守主義の強いフランスにも関わらず
この革新的な公立美術館創立の理由も知ることになります


「クレアシオン・フランシュには
<生(き)の芸術>を目指したアール・ブリュットの現在に対する
痛烈な批判が含まれている。
常に更新し開放的であれーというサンドレイの主張からは
デュビュッフェの精神の継承者の自負と後世への責任感が滲みでる。
クレアシオン・フランシュはデュビュッフェに対する断絶であるだけでなく、
発展的オマージュでもある」(久保田氏)

「デュビュッフェの<アール・ブリュット>が
現在に至って同じ呼び名のもとで社会的変化を遂げたように、
サンドレイの<クレアシオン・フランシェ>もまた
将来歴史的必然の変化を遂げるに違いない」(宮脇氏)

パスカル・リジェード館長の寄稿文
「時代は変わるー
ミュゼ・ドゥ・ラ・クレアシオン・フランシュの将来像」には
将来への「野心的な目標」も述べられて

「自由とは、すでにあるものと決別すること。」帯の言葉にも頷けます


宮脇さんは
展覧会タイトル< visions et creations dissidentes >について
「dissidentes というのは私の解釈では、
"既成概念に異議を申し立てる" というようなニュアンスかと思います。
そのようなヴィジョンとクリエーションによる作品展です。」とのことで

Issei NISHIMURAの
既成の概念にとらわれず自由に描いてきた作品だからこそ
この特別なコンセプトの展覧会に出品の権利が与えられたのです!!




館長さんから送られた画像から
Issei NISHIMURA作品展示風景
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この美術館は「当初住居として建てられた城館」と館長の文中にもあり
緑に囲まれた大きな邸宅のように見えます

ホームページから10866111_702040079912829_5819506624891641835_o



選ばれた8名の作品がそれぞれの部屋に展示されているようです
インスタグラムでも少し覗ける様になって

https://www.instagram.com/creationfranche_begles/






「世界でも極めて稀なコレクションの一つとなっている」とのこと
作家もカンリニンもあまりに何も知らなかった


詳細はどうぞ『率直な創造 クレアシオン・フランシュ』をお読みください


このコロナ時代
Issei NISHIMURAに限らずふらんすに限らず
”行きたしと思へども”ですが











公式ホームページ
西村一成HP
プロフィール、ギャラリーなどを掲載しています。
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