2020年3月16日(月)



今回の個展も
加筆を重ねた作品が多いのですが

「どこで加筆が止まり、
どのイメージで完成あるいは展示のタイミングがくるか、
予想できないのもスリリングな感動を含みます」
ギャラリストもそう語るように
それが一成作品のひとつの魅力、特徴となってきています


美術ライター小吹隆文氏もFacebookにコメントを残して下さいました
「‥作風は、力強い筆致、鮮やかな色彩、グラフィカルなセンスが特徴。
作品を何度も上書きすることも。」
12日に京都場・ギャルリー宮脇両会場を取材されたようです
ありがとうございました!!


先日の「夜風」に続けてそんな作品について

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この左端は昨年大晦日の作品ですが



「LOGOⅡ」
「LOGOⅡ」カンバスP5020191231

                                              P5020191231


綿布をわざわざゴテゴテに張ってあります
P1030834

これも「夜風」同様2017年から加筆を繰り返して来たもので



はじめは横長だった

「SMILE」(CHIHARU)
27-1「SMILE」(CHIHARU)カンバス、綿布P5020170627
                                                     P5020170627

これ以前はどうなっていたのか?簡単には調べられず断念

この後6回の加筆を経て現在の「LOGOⅡ」になったわけですが


途中ではこうなったり

「画家としての情熱」
27-4「画家としての情熱」カンバス、綿布P5020171006 (2)
P5020171006



「LOGOⅡ」直前にはこうでした

「切迫した自画像」

27-6「切迫した自画像」カンバス、綿布の上張りP5020191202

            P5020191202

どの段階も捨て難い!!
画像でしか見ていただけない隠された作品まで数に入れたら
「ほんとにどんだけ描いてきたんだろっ!!!!」

本人も驚く



過去作品の整理中にも驚くこと!
裏にも描いてることもよくあり

最近見つけたものF8=45.5×38cmなど小品も

P1040648

これは2008年でしょう



またS100号=162×162㎝という大型にも裏表に描いた描いた!


12' S100 20090929   DSCF2358

この裏はどうなってるか?




S100 2008(20090929の裏) DSCF2353

落書きみたいに沢山並んだ数列
0810は2008年10月制作を表わし
アルファベットでイニシャルも描いていた頃のサイン?

こんなに数字書き込んで!と呆れたものでしたが
後になって作品整理する者には助かります



やや脱線しましたが

「予測できないのもスリリングな感動」
アトリエからもお届けできたでしょうか