2020年7月29日(水)
無くなってしまってどうする!?というお話です
(今日の作品は最後にUP)
ひとつは
島本画材店倒産!(最近知っただけ)
名古屋の独占企業みたいだった老舗画材店が無くなった
こんなご時世だから、、、なのか、、な
西村一成という独学の絵描きにとって島本画材=アートウェーブは
ある時期画材について学んだ教室のような場所だった
初めて油彩画セットを購入したのはアートウェーブ栄地下街店だったし
その後自宅近くにアートウェーブ原店が出来た頃は
本格的に描き始めており
自転車で毎日の様に出掛け次々新しい画材を購入したり
店員さんから情報を得たり
西村一成がアクリル絵の具に出会ったのもそこだった
各種アクリル絵の具お試しの後
リキテックス社製に辿り着き10年以上使い続けてきた
カドミウムレッドミディアムが良ければ他の色もそこそこ良いのだ
それが持論で
リキテックスアクリリックカラーをどれだけ購入してきたか!
殊にカドミウムレッドミディアムはお気に入りのひとつだった
ところがそれが消えた!それが二つ目の消えたもの
カドミウムは有毒に違いないので利用が忌避されて生産中止??
例えば代表作のひとつと言えそうな「叫び 連作Ⅰ~Ⅴ」も
(京都市京セラ美術館収蔵)
カドレッドミディアムが無くては描けなかった!叫べなかった!
「あいちからの発信/発進ーあいちから世界へー」展示風景
2016年10月4日
2016年10月4日
カドレッドライトも恐怖や不安の表現にはどうしても必要らしく
列挙したらキリがない程あって忘れてしまっているが
2015年2月5日「怖い色」にUPした印象的なこれらにもカドレッドライト
「怖い色」
M4020150202
「献花」
やっぱりカドレッドミディアムが無くては困るわけで
今回試しにターレンスのアムステルダムエキスパートを購入
カドレッドミディアムとカドイエローミディアム
先日のF50号に加筆
「ドップラー効果」
F5020200728
それでは最後に作者本人の言葉を
アムステルダムエキスパートについて
使用した感想
同じアクリル絵の具でも、リキテックスより、むしろゴールデンのアクリル絵の具に使用感は似ている。水で、ある程度溶いても粘度が高く保てて、ウエットな筆運びが出来た。
特に、画面下へ絵の具を垂らした風合いがゴールデンのアクリル絵の具を使用した感じ。筆も、リキテックスを使用した場合より重く感じ、落ち着いて制作に向かえた。塗り込みとかにも適した絵の具だと思う。
カドミウム系の色調の発色も悪くなく、絵の具の乾燥前と後でもさほど変化はない気がする。
価格はリキテックスとも大差なく、現在のところエキスパートは、75mlのチューブ類しか発売されていないので、今後、大容量ボトルの店頭販売も検討してもらいたいものです。
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