2020年8月5日(水)
先日予告したとおり
黒地に描かれた顔・顏・顏をUPしていきます
2004年の夏3~4か月間に数十枚程もこの様な顔の絵を描いたのです
先回のこの絵が初出のようで
F420040621
2日後には
その頃も睡眠障害に悩んでいたのですが
目覚めてしまった早朝
5時15分に描き上げたようです
F420040623
裏にはこうあります
「眠れずに陽を待っているとムンクのような空になり
思わず絵を描いたがまだ眠薬残っているせいかダルイ‥‥
刻々と変化する空の色を顔に現したつもりである」
思わず絵を描いたがまだ眠薬残っているせいかダルイ‥‥
刻々と変化する空の色を顔に現したつもりである」
黒地に色を重ねるのが面白かったのでしょうか
このような
黒紙ばかり綴られたスケッチブックの購入が続いていました
初めはゴシゴシと塗り込んでいました
F420040629
あの頃
とてもカンバスに向かう気力は無く
寝床で腹ばいになってスケッチブックに向かう日々
どの色を手に取るか?
24色あるいは36色から直感的に選ぶ色
F420040712
このようなタッチになっていき
トントントントン‥‥
タンタンタンタンかな
色鉛筆が紙面を突く音は「それでも描きたい!」という叫び
自己表現の欲求が聞こえてました
表情は色々ですが
目と口の表現は重要なようです
黒ばかりでなくグレイやブルーの用紙も使いました
F420040718
本当に珍しく笑っている?笑おうとしてる?
いえこれも笑ってはいないか
F420040731
唯一二人の顔が描かれたもの
F420040731
強いタッチから伝わるものがあると思う
F420040830
とにかく2004年はカンバス作品は皆無
いえ唯一これがありましたっけ
「俺俺」
M502004
その2004年
「岡崎美術展」(岡展)という地元の公募展に応募し入選
岡崎市立美術館に展示されたM50号(116.7×72.7㎝)
(今年は第73回展開催とのことで歴史は長いようです)
古いカンバス作品の上にちぎり取ったスケッチブックを張り付け
Unicefのシールもコラージュ
いくつもの自画像と寝床で見る電灯とギターと足裏のドローイング
タイトルは「俺俺」
あの頃は孤独をかこつ日々
「俺はここにこうして居るぞ」ただそれだけが出品の意味だったのかも
「一人キリ」「益々一人キリ」と書かれた絵もありました
F420040712
F42004712
過去作品を振り返る記録に意味があるのか?
作者はこう言います
「あの過去があって今がある
今があって未来がある」
いずれにしても自己表現とは「俺俺」なのでしょう
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