西村一成の世界から

未知へ、更に、未知へ‥と日々カンバスをカジリ続ける画家、西村一成の出来たて作品を絵日記のように記録。NEXT ONEはどんな作品?

企画展・イベント

岡崎美術博物館への搬入は無事完了!

2024年3月6日(水)

先日この状態で
作品準備がいよいよ始まりました
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作品採寸も済み搬入を待っていましたが
「ひらいて、むすんで」展の準備です
20240212


一昨日
岡崎美術博物館への搬入は無事完了!
国内の公立美術館展示は初めての経験で
何かと驚くことばかり

ヤマト運輸中部美術品支店(旧ヤマトロジスティクス)3人の専門家の
迅速な完璧な梱包と搬送作業をただただ驚いて見守るだけでした
”美術品梱包輸送技能取得士1級~3級”
なんて資格があるとは知りませんでした
(公益財団法人日本博物館協会が実施しているらしい)

今回は4トンの美術品専用車でしたが
美専車には特別なエアサスペンションが装備され空調も完備
運転席の後ろには学芸員用の小部屋(座席)まで!
必ず学芸員が随行する決まりだとか
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ダンボール箱は思ったより大きなサイズだった

それぞれに展覧会名、タイトル、作家名のシールが
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衝撃を避けるクッション材も入れてあり
作品より一回り以上大きめの箱
カッターナイフで何をしておられる?
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カンバス裏の木枠に紐を通し
こうして裏で縛って作品を固定させ
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なるほど
画面が箱の蓋に触れないわけだ
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梱包前には
今泉学芸員の入念な作品チェック
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話には聞いていましたが
公立美術館の集荷は驚くべき厳格さ
国宝級の作品かというような

22点の最後はこの大型作品
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内蔵された箱などがつぶれない様
これも裏から紐で固定され

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プロの手際よさと協力体制
天気にも恵まれトラブルなくスムーズに済みました

作家は作品たちを送りだしてひとまずホッとしてますが
ひとつの展覧会開催にはなんと多くの力が結集されているか!
改めてそんなことを感じた集荷でした

オープンはもう少し先です

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ローザンヌまではなかなか出掛けられませんので 続き

2024年2月22日(木)

地球の反対側で現在開催中の
「第6回アール・ブリュット・ビエンナーレ:顔」
西村一成の展示作品はもう1点ありました


これですが
「天才ダトソシラレ」2014年制作、F6スケッチブック、インク

「天才だとそしられ」
2014年制作のF0スケッチブック作品の1枚

これらを描いた頃は完全に昼夜逆転、夜の生活でした
しかも多種多量の薬の所為もあり
寝床に貼り付け(磔?)られたような暮らしだった頃
このスケッチブックも寝床にうつ伏せで

その頃の絵が
ローザンヌのあの世界的に著名で稀有で魅惑的な
愛好家や研究者には聖地のような
コレクシオン・ドゥ・ラール・ブリュット
(アールブリュット・コレクシオン館)に展示されることになるなんて! 
西村一成にとって海外で初の展示機会は2018年のローザンヌ展でした

ローザンヌは「レマン湖に面した風光明媚な避暑地として有名だが
その”美術館”だけを目的に訪れる人も少なくない」とか


”ろーざんぬへ行きたしと思へどろーざんぬはあまりに遠し”
日本からローザンヌへは直行出来ないらしく
パリ経由でとかチューリッヒまで行くとか
ジュネーブから鉄道でとか
なんと遠い遠い!
月まで行かれる時代に笑われそうですが

そう言えば
モントルーもレマン湖畔に‥
昨夏モントルージャズフェスティバルで音源紹介されたのでした



最近も西村一成は”音楽”してます
文字通り音を楽しんでいます
そしてCDを創っては
面白がってくれる人たちの元へ送ったり

新作の絵はまた今度ご紹介します

アナログドラムマシーンだとか
キター!Behringer アナログドラムマシンRD-6(0119)




ローザンヌまではなかなか出掛けられませんので

2024年2月21日(水)


アール・ブリュットコレクシオン館で昨年末から開催中の「顔」展では
収蔵されたスケッチブックからチョイスされて展示中です

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スイス、ローザンヌまではなかなか出掛けられませんので
ここに画像をUPしますが

展示中の作品は6点です
図録に載っている2点
どちらも2012年のF6スケッチブックから
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F620120529
1698934160_nishimuracab1705209


英語版の図録
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フランス語版
カタログ、フランス語


F0スケッチブックは18×14㎝と小さいものですが
どれも存在感ある「顔」と思います

F020140127「レイコクナバラノヨウニ」
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F020140127「SYUNZEI」
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また別のF0スケッチブックからの2点
F020131205「母の下着」
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F020131204「母のパーマ」
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何と言おうか‥!モデルはもう笑うしかないか

この頃はスケッチブック作品をしっかり撮影しておらず
F0スケッチブック5 母のパーマ ミリペン、マジック 20131204_1060205
こんな画像しか残っておらず
今回の画像はコレクシオン館Facebookから使わせてもらっています

Facebookにはオープニングの画像もあり
アールブリュット界の著名人も勢ぞろいのようです
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左から 
サラ館長、オディ・サバン、ダニエル・ジャキ、
ジョン・マイゼルス( RawVision編集長)


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ジャキと作品

どなた???ですが
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ミシェル・テヴォーとジャキ
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オディ・サバンとテヴォー
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もうその世界のレジェンドたち!!
こういう方たちに一成作品を観ていただけるとは
思ってもいなかった嬉しいことです


これらスケッチブック作品は10年程昔のもので
最近のドローイングとは大違いですね

先回ご紹介の「ひらいて、むすんで」展では
そのように変化する一成の創作を観ていただけるはずです

美術館学芸員のコンセプトに沿って
準備は着々と進められているようです

いずれにしても
言葉には出来ない心の声が
観る方に突き刺さる展示になる筈です



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「ひ ら い て、むすんで」展の準備です

2024年2月18日(日)

先回
作品準備が始まったとお知らせしましたが
「ひ  ら  い  て、むすんで」展の準備です

リーフレットも出来上がって
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             ↑西村一成作品

4月開催ですが
既に搬入の為の作品採寸も済んで
搬入を待っています
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岡崎市美術博物館学芸員の今泉岳大さんと
ヤマトロジスティクス担当者に依る採寸の模様
1点1点ダンボール箱に納めて運び込む為の採寸

西村一成にとって美術館でのグループ展
国内ではこれが初めてです
記念すべき展覧会

ニューヨーク、フランス・ベーグル市でのグループ展には参加
今もスイス・ローザンヌで「顔」展開催中でした
第6回アール・ブリュット・ビエンナーレ「顔」展
作家本人も家族も身内も誰も観てませんが


「ひ  ら  い  て、むすんで」展

県内岡崎ですから今回こそ現場に立って観たいもの

どうぞおたのしみに!


詳しくは⤵








作品準備がいよいよ始まりました

2024年2月9日(金)

また1か月以上のブランクとなってしまいました

その間にも
世の中いろいろ起こりましたが
何とかここでいつも通り暮らしています


たくさん溜まっている新作は春の個展で展示されるので
その折にUPすることにして‥‥

今日は玄関に置かれたこれから
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フキサチーフで画面保護完了
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これはまだUPしてなかったと思いますが
「美少女図鑑のLOGO」F5020230425
「美少女図鑑のLOGO」カンバス、綿麻布の上張り、ブラックジェッソ、画布下にコラージュF5020230425

凸凹していますが
厚みは何と40㎝もあります
邪魔なので天井裏に収納してあった
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箱など画布の下に隠れて居ます

これも含めた今年の大きな展覧会の
作品準備がいよいよ始まりました
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20点程集めてあります

左端の大型の裏はゴチャゴチャしてますが
何枚ものカンバスが見えます
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これは2022年「ナウマン展」(ギャルリー宮脇)で展示され
美術誌にも掲載され
ここに裏も見せてました



今日の準備は大規模なグループ展の為で
幾点かの新作も含め
本邦初公開の初期作品(2000年頃)をたくさん観ていただけます
詳細は近い内にお知らせします


10年以上前の東桜会館ギャラリーでの自主企画個展にも
どこにも発表する機会のなかった作品たちが
やっと大勢の方々に観ていただける!!
カンリニンはルンルンしながら
家中をウロウロ
リクエスト作品を引っ張り出してます

作家はと言えば
最近は音楽活動に邁進中

その話はまた次回にでも












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西村一成HP
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